ガラスGlass、写真Photo、Artist 伊藤岳Takeshi Itoの日々思うこと
ただいまチェコ共和国プラハにて研究中
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - |
水にかえろう
20090731205118.jpg
流人→流されてきた人。時として中央の文化を地方へ届ける。

漂泊民→ジプシー 日本にも40年ぐらい前にはいっぱいいた

川の民、山の民、海の民。
彼らは定住者からはさげすまれつつ、崇められたそうです。

それは定住者にはない技術を持っていたから。
それは病気を持ち込み、税を払わないから。

でも神事や祭を行うのはそんな漂泊民が多ったらしい。

現在、祭がアートに変わり、屋台のテキ屋さんや神楽舞いを舞う人はアーティストになり、神でなく人のために人を信じて、アーティストは現代の流民になる。

サンテグジュペリの『星の王子さま』に「ふらふらと根っこがないから大変だ」というようなセリフがあったような、植物が人にたいして言ったセリフだったかな。

僕も実感する。地盤がないというのは大変なこと。
僕にはガラスの10年らいの友達以外、親しい友達がいない。あの頃のみんなはどうしてるのだろう。
ふらふらふらふら僕はまだまだ根なし草。
それとも根を下ろすところを探している種だろうか。

とどまった水は養分を養う。
とどまり過ぎた水は腐ってしまう。
流れる水は上流の疫災も運んできてしまう。

くるぶしまでたゆたう川の水に足をつけると、頭の後ろがすーと冷えてきた。
| 21:55 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
夕立がきそう
20090730190303.jpg
温度が下がった。気がする。

風のにおいが変わった。気がする。

空が曇ってきた。
夕立がきそう。
雷がきそう。

夏の夕立は絵になるね。

あ、空がざわついてる。
| 19:08 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
ペパーミント
20090730115013.jpg
ペパーミントを川原で見つけた

摘んできてコップに入れた
根がでたら日本ハッカのとなりに植えよう

ハーブは本当に力強い。

その葉っぱを少しづつ分けてもらってる僕も力強くなれるだろう。
| 12:24 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
パプリカ
20090728225509.jpg
ベランダ菜園のパプリカが赤くなったので収穫しました。
セニョリータレッドというちっちゃい赤い実

きのこと菜の花のパスタに入れていただいた。


赤と緑が気持ちいい。
幸せを感じられる。日常のささいなことを大事にしよう。
| 23:20 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
ひたすら ただひたすら 描きためておこう
『貧すれば窮する。』でも、違うのかもしれない。
こころが弱い人がなるのかもしれない。
良い言葉を見つけた。

このことばにであう必然。

『私らは田畑をもっておりました。
毎日仕事があるわけではありませんので、用事のないときは田畑をやって、自分と家族の食いぶちをつくれということだったんでっしやろな。家族を養っていくために、代々受け継いできた畑や山を少しずつ手放しました。
残ったのはこの家だけです。

こないして、なんとか宮大工をやって来られたんです。
私は民家は一軒も造りませんでした。自分の家もよそさんに造ってもらいましたのや。
民家は造ると、どうしてもいくらで何日までに上げねばならないと考えますし、もうけということを考えな、やっていけませんやろ。家を造ります大工さんは、造っていくらになるということが一番ですな。
宮大工は仏さんに入ってもらう伽藍を造るんですから、造ってなんぼというわけにはいきませんのや。
もうけのこと考えてたんでは宮大工はつとまりませんのや。
心に欲があってはならんのです。

貧乏しましたけど、私らは自分で国宝守るために、黄金の釘を打ち込んでるんだという意地がありました。

自分ができる仕事を精一杯する。これだけですわ』

かの宮大工 西岡常一のことば
高校生の時出会った『木のいのち木のこころ』天・地・人は衝撃的だった。

ぼくの作品は商品だろうか、意地のこもった、魂のこもった伽藍だろうか?


母は僕に宮大工になってほしかったといつか言っていた。何となく納得できたから憶えている。
母方の実家がお寺だからだろうか。

いま、コンペに出す作品の構想を練ってます。『家船(えぶね)』って知ってますか?
日本のボートハウス。でも、漁を生業とする船の家。調べ中。中はどんな構造だったのか?
エンジンが乗る前はどんな構造だったのか?

知りたいこと、学びたいことが山ほどある。
お茶や、三味線も学びたい。氷彫刻、フルーツカービング、和菓子。神社の飾り。
そしてこども心理学、遊具、公園。

勉強し教養を深めるためにはお金がいる。

こんなに有名で腕のある宮大工が受け継いだ土地を手放すのはどれほどの心情だったのだろう。
60歳を過ぎてからはじめて米代の心配をしなくなったそうだ。


ちなみに、ほとんどの船大工はもう廃業しているそうだ。
ぼくにあるのはただあきらめない思い続ける意志だけだろうか。
ひたすら ただひたすら 描きためておこう。
いまは造れなくとも。


長いのを書いたついで
ひさびさにBUMP OF CHICKENの唄をきいてたら素敵なのがあったので
ポンデライオン(タンデライオン) ミスタードーナツとのコラボ?最近ドーナツ食べてないな。




| 01:04 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
カメラの仕事
20090727174758.jpg
頼まれたカメラの仕事をする時は気を使います

作品メインか
イメージメインか
掲載時期も考えて

所有欲を刺激しつつ
飾っても遜色のないように
値段の着いた商品カタログのようでなく
絵本の絵や小説のさし絵のように
作品の物語の一コマでないと

空の写真が絵になるのは大空の一つのコマを撮るから
カメラは時間を切り取り、時間を堆積することができる。
| 18:03 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
たい焼き
20090726201120.jpg
鯛を焼きました

つぼ鯛です。
半身だったので身の方を強火で焙り、皮を弱火でゆっくりと

焼き方はお好みで、皮が好きなので食べれるように仕立てます。

ベランダ菜園のししとう焼いたのも添えました。

ご存知でしょうか、
今年はたい焼き屋さんの浪花家さんが100周年
麻布十番にある『泳げたい焼きくん』のモデルにもなったところ
たい焼き100周年らしいです。

まだまだ日本髪をゆって櫛をつけていた頃

がんばろう。100年たっても色あせない作品を生み出さなければ

僕の鯛にはまだ尾頭がついていない。
まだまだたい焼きの餡のつまった尾頭なのだ。
| 20:37 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
ポニョがやってきた
20090724215201.jpg
山手線にポニョがいた

この数日雨が降っています
まるで海に沈んでいきそうなくらい降っています

おかげでとても静かで、この部屋だけが星空に浮いているみたい

実家から宅急便が届いた。
階段を踏み外して脛をうった。

電気炉が徐冷中、明日にはでてきます。

まだまだテストピース

ああ、ポニョまたみたいな
| 22:21 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
串揚げとホッピーと
20090724091734.jpg
先日、出張で上京してきた兄と八重洲地下街の串揚げ屋さんにいきました。

なんと、お店のオシャレ外観とはちがい、ホッピーまで置いてありました。

串揚げ久しぶりだったけどおいしかった。とくにじゃがいも。玉ねぎ。ちくわも珍しいのかな。

楽しかった。我ながら兄を尊敬してます。昔は違ったけど、やっぱり、兄なんだよね。

あんな兄がいるから、僕はガラスをやってられるのだろう。

話せるときに話しておかないと。

黒ホッピーの中を頼みながら思った
| 09:36 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
ルドルフ2 世に会ってきた
20090722212719.jpg
渋谷のBunkamuraミュージアムにルドルフ2世を観に行ってきた。

『だまし絵展』

だまし絵というか作家とのコミュニケーション

戊辰戦争や南北戦争のあったころの作品がありました。

アーティストは作品になぜユーモアを求めたのか?

なぜルドルフ2世は豊穣の神になれたのか?

Bunkamuraはけっこう混んでました。
人は子供にユーモアを伝えたいのかな
| 21:39 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
| 1/4PAGES | >>